「チェスのルールです」

■駒はキング、クイーン(僕のチェス盤ではハートのマークの人)、ビショップ(十字架マークが付いてます)、ナイト(馬のマークの人)、ルーク(ないしはタワーと呼びますから、塔のマーク)にポーン(歩兵ですね。刀のマークになってます)。それぞれの動き方を下に書いておきます。

■キングは前後左右斜めに一歩のみ。
■クイーンは前後左右斜めにどこまでも動けます(ただし、他の駒は飛び越せません)。
■ビショップは斜めにどちらへも。もちろん、飛び越しは不可。将棋の角ですね。
■ナイトはちょっと変則。十字にひとつ動いた場所から斜め左右どちらかに一歩。しかも、他の駒を飛び越せます。
■ルークは前後左右に一直線どこまでも。飛び越し不可。将棋の飛車ってこと。
■ポーンはそれぞれ最初の一歩だけはふた枡(ひとつでももちろんOK)動けて、それ以降は一歩ずつ。注意すべき点は、ポーンが取れるのは(基本的に)自分の斜め前の駒のみってことです。絶対に真ん前の駒は取れません。しかも、ポーンのみ後退は不可。


■で、最終的に相手のキングを処刑する(取る)のがチェスです。
■キングを狙う手を指したら「チェック」、その手でキングをしとめられるなら「チェックメイト」というわけ。
■ただし、追い詰めたはずの相手の駒がどれももはや動くところなしの場合(隅っこに詰められてたりね)、あるいはキングがどこに動いても取られてしまう陣形(動けるはずの場所がどこも誰かに狙われている形ってこと)になった場合は引き分けです。追い詰め過ぎてはいけないってわけですね、なにしろ紳士のスポーツだから。

■ってことは、最終局面で引き分けにしないように詰めていかないといけないわけだ。俺には自信ないけど。

■その他、お互いにほんの数駒になった時、その種類にしたがって引き分けが定められていますが、それはチェス協会のルール通りに判定します。面倒なので割愛。ようするに、「そんな駒数じゃ論理的に勝負がつかない」って場合ですから。


■さて、一部変則的な動きがありますので、御説明。
■まずはポーン。自陣から数えて五段目にいるポーンの真横に、相手のポーンが2枡進んで飛び込んで来た場合に限り、そいつを取って、しかも相手のポーンの位置のひと枡上(自陣から六段目)に移動出来ます。これを「通過捕獲(アンパサン)」と言います(というか、言うらしい)。
■ポーンは相手陣営の一番はしっこまで行くと、以下の四つの駒のうちどれかに昇格します。クイーン、ビショップ、ナイト、ルーク。つまり、キング以外のすべて。ただし、どれか一種類です。


■最後にもうひとつだけ。これは面倒だよ。
■まだ動いてないキングとルークがあって、しかもその間に他の駒がなく、その上チェックされていない場合は「キャスリング」が出来ます。「キャスリング」ってのは、キングがそのルークに向かって二枡移動/同時にルークがキングを飛び越えて、キングの隣に移動すること。こんなに動いても一手にしか数えられないお得な手です。ただし、移動する枡が誰かに狙われてる場合は不可。まあ、相手の網にかかっちゃうわけだからね。


■以上がルールです。
■下にチェス盤を掲載しておくので、よく見ておいてくれよな。



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